卒業《短編》

「なぁ松原。」

先輩は急に立ち上がった。

「はい…。」

私もつられて立ち上がった。

先輩と向き合い
先輩の顔を見ると
さっきじゃ考えられないほどの真面目で
ほんの少し緊張している先輩の顔。

「俺…松原のこと好き。」

……………。

………。

……え!!?

「今、なんて?」

「だから、」

先輩の細いのに、ほどよく筋肉のついた腕が
私の首の後ろにまわった。

先輩の暖かな体温を
全身で感じていると耳元で

「好きだよ。」

「先輩…。」

私は思いっきり先輩に
抱きつき

「私も先輩がずっとずっと好きでした。
これからも大好きです!!」

私達は顔を見合わせて
笑った。

こうして先輩と2人で
笑って過ごしたいな。

ずっと一緒に
いてください先輩!!

大好きです。

< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

you〜ありがとう〜

総文字数/1,208

恋愛(純愛)6ページ

表紙を見る
幼なじみ《短編》

総文字数/2,799

恋愛(その他)8ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop