〜Endless Love【空】5年後の君へ〜
お言葉に甘えて泊まることに。
誠の家には初めて来たし、
こんな時間に押しかけたことを
家の人に謝ろうと捜してみたけれど、
どこにも見当たらなかった。
『あー、ここに住んでんの俺だけだから気にしないで!』
『え?一軒家なのに誠一人なの?』
と聞くと、今まで騒いでいた
みんながシーンッと静まり返る。
…聞いてはいけない話題に
触れたのだと察して、
あたしは急いで話を変えた。
『あー…てかみんなごめんねっ!夜中に来ちゃって。梓もありがとうな。迎えに来てくれて。』
と言うと、またあたしの言葉に
みんなが静まり返る。
なんかやばいこと言ったかな…。