『優しくしてください。』
[ごめんね、余計なこと言って。
でもその‥]
[高橋くんは悪いことなんか
してないよ。あたしがダメなの
太陽の夢を応援したいのに‥]
今にも泣き出しそうな
美憂ちゃんに
不謹慎だけど、こんなにも想われて
る彼氏が羨ましくなった。
[4年は会えないんだって。
だからね、サヨナラすることにした]
[え‥‥?]
[サヨナラ‥しちゃうの]
泣き出しそうだったその綺麗な
瞳からボロボロと涙が
とめどなく溢れ出す。