『優しくしてください。』
[美憂、春休みに遊ぼうねー]
[う、ん]
[もー、まだ泣いてるの?
ほら早く 太陽くんのこと行ってきな]
[彩未ー、大好き]
[私も美憂のこと大好きよ。
卒業してもずっと大好きだからねっ]
彩未と泣きながらバイバイした後
校門で待ってくれている太陽の元へ。
胸元にピンクのリボンを
つけた同級生たちが
どんどん学校から出ていくのを
見て、
本当に卒業したんだな、と実感した。