『優しくしてください。』
[彩未ちゃん、今日も一緒にご飯
行ってくれないの?]
[行きませんよ。]
今、あたしをご飯に誘っている
バイト先の東條先輩
はかなりのプレイボーイで
ご飯に一緒に行ったら
お持ち帰りは確定らしい。
[俺に誘われて断った女の子は
彩未ちゃんが初めてだ。]
[そうなんですか。
じゃあ、お疲れさまでした]
ペコリと頭をさげてロッカー室を
後にしようとすると
東條先輩に腕を掴まれてしまった。