『優しくしてください。』



[太陽が好きそうな子だねー。
ふわふわしてて癒される]



そう言うと、東條さんは
机越しにあたしの髪を触ってきた。



[‥‥触んな。]



[そんな怒るなって。ね?美憂ちゃん]



いや、あたしに振らないで下さい!!



[先輩、それ以上 美憂をいじめたら
やりますよ]



[え?やるってなにを?]



彩未の脅しにニヤニヤ顔で
頬杖をつきながら彩未を見つめる
東條さん。



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