『優しくしてください。』



――‥‥



太陽side



隣の部屋から壁越しに聞こえるのは
紛れもなく彼女の声。



[‥‥ハッ。]



自分の口から漏れた乾いた笑い声。



"太陽、お前が羨ましいよ"



脳内に響く東條さんの声。



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