『優しくしてください。』



[それくらいできるよっ]



[なら、俺からはいかないから。]



そう言って視線はまたノートへ。



(太陽に触れられないくらい
我慢できるもんね。)



心のなかで決意を固めてから
太陽の方を見る‥‥


本当、手綺麗だなー‥

鎖骨も綺麗‥‥



(いやいや、ダメだっ
太陽の観察は危険すぎる)



どうやら太陽としてしまった約束は
思ったよりも

過酷そうだ。



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