『優しくしてください。』



[‥まぁ、あれだよ]



[な、に?]



[‥俺は美憂の全部が好きだって
こと‥‥です。]



顔を下に向けているあたり
太陽の顔は赤いのだろう。


それにしても"です"って
可愛い!!



[だから俺から離れようと
すんなよ。]



そう言い終わると
あたしの頭を撫でる太陽。



あたしが太陽から離れる訳ないのに
そんな心配をしてくれるなんて‥

やっぱりあたしは幸せ者だ。





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