星を探して…~手が届かない~





「はいっ!!決まり!
んじゃ屋上で食べよっ!!」




「「……。」」


俺たちは屋上に向かった。



「さむっ!!」




「もう4月なのにね…。」




「……。」


さっきまでのテンションは
どこ行ったんだよ…隆志……。


「ねぇ。」


そう言うと矢沢が耳元で囁いた。


「隆志と2人で話したいから
理由つけてどっか行ってくれない?
ゴメンけど…。」


ほら見てみろ。

こんなに隆志が大好きな子が
浮気なんかするわけないだろっ。




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