星を探して…~手が届かない~





それから、俺たちは
ちょくちょくファミレスに集まった。


「いつ言う?」




「私は卒業式あたりがいいと…。」




「俺は、体育祭がいいかと♪」




「んじゃ…卒業式で。」




「えーー!?
俺の案はダメなわけ!!?」




「しっくり来ない。」




「同感。」


こんな風にいつも
他愛も無い話をしていた。





< 244 / 298 >

この作品をシェア

pagetop