星を探して…~手が届かない~





「ほんと…深田って…。」




「なんか言った?」


『最高な奴』って言いたかった。
でも…聞こえるとまずいから

言わなかった。


「帰るか。」




「う、うん…。」


ちゃんと深田はそばにいる。

俺の目の前にいる。

もし…こんな日がなくなったら?
本当に戻って来なくなったら?

いつも…不安でいっぱい……。

それなら『今』を大事にしよう…。

例え離れたって、
俺の中には、ずっと深田はいる。


今度は深田の中に
俺を写したい。


離れたって、
深田の中に、ずっと俺をいさせたい。


どうやったら、君の目に
写ることが出来ますか?





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