星を探して…~手が届かない~
ここまでは、学校に行く前の話。
「おい!!
身を引き締めてけよ!?
夏休み明けなんて特に見たい奴ばっか
なんだからな?」
「はいはい…。」
そう。
俺が門を入れば学校中が
騒ぎだす。
「見て!!附和様よ!」
「きゃー!!」
「夏休み明け最高!!」
「またカッコよくなってるー!」
「幸せー!」
「王子ーーー!!」
っとまぁ…
朝からこんな状況で一日を過ごす。
言っとくけど毎日だからな!?
朝から周りは女子ばっか。
男子は遠くから、
「まだ来ないかな?」
「もうすぐだぜ?」
違う奴を待っている。
そして、俺もまたそいつを待ってる。