不思議のアリスは俺の嫁!?
「沙羅もあれだけイジメてたのに忘れるってことは、遥様も私のことなんて忘れてますよね。」
また私は、はぁっとため息をつく。
「ね、ため息くどいんだけど。」
「ごめんなさい……。」
沙羅がキレると、すっごく恐いから早めに謝んないと大変なことになる。
「あ、このお見合いがうまくいったら恋人?になるんでしょ?」
「うーん、どうですかね?でも、さすがにお見合いしてすぐ結婚ってことはないでしょう!!」
うん!!
でも、私の両親ならやりかねない……ですね。
私はいいのですが……。
なんて、そんなことを考えてしまう自分が恥ずかしくなった。