Kissデビル



「なあ、付き合おっか」


「お断り。」





わたしは即答して屋上のドアの方へスタスタと歩く。


背後には呆然として立っている吉祥センパイ。






「な、なんで?俺たちキスまでした仲なのに」






はあ。

わたしは心の中でため息をついた。



キスごときで勘違いしないでほしい。




















< 2 / 74 >

この作品をシェア

pagetop