Kissデビル
「ほんっとにありえない!!!」
バンッと鞄を机に叩きつけると、
その音にビクッと反応して振り向いた理沙をキッと睨んだ。
「……はよ。朝からオツカレ」
「まあね。うん。………ってなにがあったか聞いてくれないんだね…」
「ん?聞いて欲しかった?ん?」
「いや…」
「ド ウ シ マ シ タ カ?」
片言な口調で言った理沙に半ばため息がでた。
理沙はわたしの扱い方がほんとによく分かってる。