Kissデビル

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「あー 最近キス不足。」




「キス不足ってあなた…」




購買で買ったクリームパンをかじりながらボソッと言ったわたしに理沙は相変わらずの呆れ顔を向けた。







実際キスデビル泉梨華の実績はだいたい狙ってから一週間のうちに1人

それも複数同時進行なので

今回のように一ヶ月近く一人の人に手こずってるだなんてわたしにとって前代未聞。



口寂しいとはまさにこういうことであろう。













「じゃあわたしがチューしよっか?え?」




怒り混じりの笑顔の理沙の変態発言に突っ込むのも面倒なのでスルー安定。









しかしその時、とてもいい案が頭をよぎったのである。














「そうよ…なんのために女磨きしたのよ……」













そうひとりつぶやくと、意味がさっぱり という表情の理沙を残して教室を飛び出した。




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