ありがとう
☆Prologue
舞はたった6歳で人生の時間を告げられた。
しかもそれは治りようがない病気で。
―「長くても10年しか生きられない。」
そこからの舞の人生は何をしてても暗闇で。
舞の心には不治の病という分厚い雲がかかってて。
小さい時から大好きな太陽が見えなかった。
恋を諦めてた。
そんな時、あなたに出会った。
日の光と書いて、『晃』。
あなたは名前の通り、明るくて舞の心に太陽を見せてくれた。
あなたは舞に
恋を教えてくれた。
愛を教えてくれた。
舞は太陽のようなあなたが大好きだった。
いくつの壁にぶち当たった事だろう。
あなたがいなきゃ乗り越えてこれなかった。
本当にごめんね、そして
ありがとう。