ai 愛 アイ

春、そんな日を待ち遠しく待っていた。

中学生になった私は期待に胸を膨らませていた。

先輩には敬語・あいさつが基本の世界。

小学校とは全然違う風景だった。
自転車で通うことになった私は自転車がまだまだ大きくてヨロヨロとした状態であった。

「おはようございます。」

まだ慣れない生活に戸惑い声も小さくなってしまう。

「おはよう。」

不安と緊張の入学式。

どきどき。

制服も何もかもが新しかった。
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