砂時計~*番外編*~
「どう……して?



どうして、いるの?」






聞きたかった事を押しのけて




私の口からは



こんな言葉がでた。




抱きつかれているから



心臓の音が聞かれてるかもしれない。






「いちゃ……悪かった?」



「ううん。



だって……あれからもう



1時間以上も経ってるんだよ?」







「うん。知ってる。




帰ってきてくれるって信じてたから。



待ってた」








それは……どういうことですか?



燐君……?






「なっ……んで?



いっつも……。




なんでそんなにお人よしなの?」






涙と共に



そんな言葉が



私の口から落ちた。
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