砂時計~*番外編*~
~澪梨~
「もしもし?
嬉梨???」
『もしもし……?』
嬉梨の声が悲しそうに聞こえるのは
私だけ?
ううん。
もしかしたら……っ!!
「もしかして……嬉梨。
まさかっ!!」
『……アレ? 気づいちゃった?
ハハハ! せっかく暗い雰囲気で
ふられちゃったと
思わせようと思ってたのに!!』
何だ。
でも一件落着。
よかったね。
『ねぇ、澪梨?』
「うん?」
『恋人っていいね♪』
「うん」
なぜかしゅんとしてしまう。
嬉梨のこと
喜ばなきゃいけないのに
喜べないよ。
きっと……
那珂のせいだよ。
『あのさ、澪梨の彼氏って名前なんだっけ?』
「あぁ……。那珂だよ。
な・か!」
『変わった名前だよね。
見てみたいなぁ。
あっ! ちなみに私の彼氏の名前はぁ~』
上機嫌な嬉梨がすこし
イラッときて
「知ってる!!
燐君でしょ!
じゃあね。明日早いからもう寝る!!」
なんて言って
電話を切ってしまった。
嬉梨???」
『もしもし……?』
嬉梨の声が悲しそうに聞こえるのは
私だけ?
ううん。
もしかしたら……っ!!
「もしかして……嬉梨。
まさかっ!!」
『……アレ? 気づいちゃった?
ハハハ! せっかく暗い雰囲気で
ふられちゃったと
思わせようと思ってたのに!!』
何だ。
でも一件落着。
よかったね。
『ねぇ、澪梨?』
「うん?」
『恋人っていいね♪』
「うん」
なぜかしゅんとしてしまう。
嬉梨のこと
喜ばなきゃいけないのに
喜べないよ。
きっと……
那珂のせいだよ。
『あのさ、澪梨の彼氏って名前なんだっけ?』
「あぁ……。那珂だよ。
な・か!」
『変わった名前だよね。
見てみたいなぁ。
あっ! ちなみに私の彼氏の名前はぁ~』
上機嫌な嬉梨がすこし
イラッときて
「知ってる!!
燐君でしょ!
じゃあね。明日早いからもう寝る!!」
なんて言って
電話を切ってしまった。