砂時計~*番外編*~
唇が触れ合う。



少しして



唇が離れると




顔を真っ赤にした


私を見て



意地悪そうに



あの可愛い



小悪魔みたいな



笑顔で笑っていた。






「那珂の……意地悪」




「いいよ、意地悪でも」






ホント、可愛いんだから。




「帰ってきてくれて




ありがと……」





「澪……何か変わった。



大人になった」





「そ……う?



変わってないよ。




変わったのは那珂の方」





「何で?」



私の顔を覗くようにして



見つめる。


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