【短編】LOVE*HOLIC~歪んだ愛のその先に~
そのころのフレアは、自分の部屋へと向かっていた。
自分の部屋のドアを開けようをする。
だが、中で人の話し声が聞こえ、ドアに耳をつける。
「俺もだ。俺も……ルイ。君を愛している。」
という声が、はっきり聞こえた。
「……うそ、でしょう………?」
なんで?どうして?
昨日、あんなに愛してるといってくれたのに。
昨夜、意識が遠のくような絶頂の中、確かに聞こえた。
ソウの、〈愛している〉という言葉を。
どちらが、本当かくらいわかる。