隣の席のキミ



「先生ぇ―、商品ってこれ!?」
1班の生徒が先生に質問。
「もちろんだ!分からない単元があったら質問にこいよ~」
先生はかなり陽気。
「先生最悪ぅ~」
「マジ、頑張ったのにぃ~」
「全然とっておきじゃないし~」
文句言うのも分かる!
…だがしかし、先生には理解できないみたいで。
「文句言うな!!!じゅうぶんとっておきだろうがぁ!!」
と、言い返す。
まあ…これが先生の性格だから仕方ない。




潮干狩り対決を終えた私達はお昼タイム。それぞれ、海の家で好きなものを買って食べる。
私は焼きそば、真菜はたこ焼きをそれぞれ食べ終え、次は班別で自由行動。
すぐに4人集まり、どこへ行くかを決める。
最初は、海を出て、街の中を一通り回ることにした。
観光地であるわけでもないのに、知らない場所だから、なんか楽しくて…。
途中で私達は迷子になって知らないおばあちゃんに道を聞いたりもした(笑)
街の中は一通り見終わり、再び海へ戻る私達。
「海行って遊ぼうぜ~」という前野の提案。
反対する理由もないし、そこは従っておいた。
海へ着くと、なぜか安心感がある。

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