先生★ スキ
「あたしっ先生の所に行かなきゃっ」


ちゃんと話さないと


あたしは教室を出ようとした。

「ちょっと待てよ。あいつは、あいつはゆずを手放したんだぞ。」


榊に腕をつかまれてもとに戻された。


「違うよ…りょうは‥猟は手放したんじゃない。」


猟はあたしに待ってて欲しいと思っている。


猟はきっとあたしを手放したりなんかしない。


あたしは猟を信じる。


「……んで


なんであいつなんだよ。」


「きゃっ…んっ…」
< 104 / 260 >

この作品をシェア

pagetop