先生★ スキ
優美ちゃんはともかく、他のみんなは誰もあたしたちのことを知らない。


だから、教師と生徒って関係が余計にみんなを意識させてしまうんじゃないか。


「ゆず…大丈夫だって。一年間一緒にやってきた仲間だろ?


あいつらはきっと大丈夫だ。な?」


うん。


あたしもみんなに祝福されたい。


「そろそろ帰るか?」


「うん」


お母さんが心配する。


「じゃぁ明日な?」


「先生、バイバイ」


「あぁ」


そのまま家に帰った。
< 229 / 260 >

この作品をシェア

pagetop