先生★ スキ
『先生。ごめんなさい』


あぁー…


やっぱりだめだったか。


そりゃあそうだよな。


だって…


「やっぱり先生が好きです」


え?


思いもよらない言葉に自分の頭がついていけなかった。


「えっと…表だけの先生しか見て無かったけど、裏の先生も好きになりたい」


…うそじゃないよな?


「ゆず…」


俺はこの手で強くゆずを抱きしめた。


「ゆず。好きだ」


そう言うと初めてこんなにもゆずが好きだったことに気づいた。


そしてやっと、


通じ合ったキスができた。
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