先生★ スキ
ゆずは黙り込んでしまった。
どうしたんだ?
「すみませんでした。もう帰ります。
川杉先生さようなら。」
……え?
何言ってんだ?
きずくと教室から出ようとしたゆずの腕を捕まえていた。
そして一気に自分の手のなかに閉じ込めた。
「こういうこと止めてくださ。」
「嫌だ。」
「もうあたしの事なんて好きじゃないじゃないですか。」
何だって?
そんなわけないだろう。
俺はお前が好きすぎて危ない状況っていうのに。
なんでそう思うんだよ。
なぁ…