I trust U ~最愛のあなたへ~
ダンダンダンダンダンダン
階段を上がり私の隣りの隣りが隼人の部屋だ。
私はドアの前で一回深呼吸をして勢いよくドアを開けた。
ガチャ
「隼人ー!朝だよー!」
ドアを開けると目の前には着替え中の隼人がいた。
「ごめんなさーい」
私はあまりにも恥ずかしくて目をあわさず謝った。
いくら一緒に住んでいるからって隼人も男だ。
ましてや同い年だからとても気まずい。
私は急いで階段を降りて隼人が降りてくるまでに朝食を食べた。
急に詰め込んだから胃が痛かった。
「おばさん、それでは行ってきます」
「園子ちゃんまだ7時前よ?もう行くの?」
「今日、日直なんで早く行かないとダメなんです!」
私はとりあえず隼人と会うのは気まずかったので
急いで家を飛び出して来た。
ダンダンダンダンダンダン
「あ~、腹減った。あれ園子もう学校行ったのかよ?」
「園子ちゃん今日は日直だって行って急いで出て行ったわよ」
「日直?あいつ…(笑)」
「ほら、あんたも笑ってないで早く学校へお行き。園子ちゃん一人で可哀想よ」
「俺まだ朝飯食ってねーけど…?」
「何言ってるの?早く園子ちゃんを追いかけなさい!朝ご飯食べなくても死なないわよ」
「ちぇっ、わかったよ。それじゃいってきます」