ささめく暗闇



けれど、

私の

耳には

サワサワ



時に

ザワザワ



した、

ささめき。

なぜ?

どうして?

私は

身体を

起こし、

恐る恐る

枕を

持ち上げて

見た。

そこには、

サワサワ…

ザワザワ…

と、

数え切れない

ほどの

虫が

蠢いて

いた。



END.
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