恋の香り~ダブルクロス~


「ったく……」



「ひでー言われようだな……」


わたしが口を開いた時、後ろから低い声が聞こえてきた。


声だけで分かってしまう。


足を止めて、恐る恐る振り向くと、そこには優斗がいたんだ。





< 38 / 121 >

この作品をシェア

pagetop