恋の香り~ダブルクロス~


「お前、何笑ってんだよ」


陽斗がわたしを睨む。


「やっ……別に……」


そうは言いながらもニヤけてしまう。


だって、こうやって三人でいられるんだし……。



「……てか、何でそれ、持ってんの?」


優斗がわたしの手にある雑誌に目を移す。


「あ……えっと……」


いきなり優斗に言われて言葉に詰まる。





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