恋の香り~ダブルクロス~


「はい……」


二人で笑いあった後、優斗がポケットから何かを出した。


「何?」


小さな紙袋。


「誕生日プレゼント」


「え?」


あまりにも突然のことで、ポカンと口を開けて固まってるわたしを見て優斗が笑う。


「何だよ、その顔……」


「だって……」


誕生日プレゼントって……。





< 97 / 121 >

この作品をシェア

pagetop