天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
「おお、これはこれは」

18禁風紀委員長が、ギワァッと口端を引く。

「ただいま売り出し中の監督サンじゃないか。お初にお目にかかるね」

「やや、アナタは」

麗も薄笑みを浮かべる。

「俺が尊敬してやまない風紀委員長サン。文化祭のジュリエット役を見て以来、アナタのファンですよ」

琉を挟んで温厚な笑顔を向け合う二人。

なのに言い知れぬどす黒いオーラが漂うのは何故か。

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