天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
「しかしアレだね。1年にも君のように活きが良くて見所のある生徒がいたのだね。我は嬉しいよ(でも我の前で出しゃばると即刻逆さ吊りにしてハリネズミみたいに鉄針全身に突き立ててあげるね)」

「いやぁ、風紀委員長みたいな人にそこまで誉めていただくと照れますね。俺みたいな小者の作品も見て頂いているようで、恥ずかしいやら嬉しいやら(天神学園の裏世界を牛耳るのは俺なんだよ。てめぇみたいなロートルが浮かれてられる時代は終わったんだぜ?)」

「謙遜は良くないね。相良君、君は我の右腕として…いやいや、右腕はアリフレタ君だから、左腕として常にそばに置いておきたいくらいだよ(そして馬車馬のように働かせて体よく利用して、早々に潰してやるね。出る杭は打たないとね)」

「俺なんかが風紀委員長の御側に置いてもらえるなんて恐れ多いですよ。いいんですか?(そうやって思い上がってろや、油断した隙を寝首かいてやるぜ、うへへへへぇ…)」

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