天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
爽やかな笑顔を見せる両者の水面下で繰り広げられる、権謀術数。
腹黒い二人の駆け引きに、琉は当てられたようにフラフラとよろめく。
「時に風紀委員長」
麗が切り出す。
「『天神学園の元祖有害指定生徒』と呼ばれた風紀委員長のテクニック、是非とも見せて頂きたいですね(てめぇの稚拙なテクを、俺の前で恥ずかしげもなく見せれるもんならな)」
その挑発に、風紀委員長の笑みも更に顕著なものとなる。
「相良君、君はなかなか勉強熱心ね。向上心のある後輩は、我、嫌いじゃないなぁ…(思い上がった1年坊主、我のゴールドフィンガーの威力見せ付けてやるね)」
バチバチと火花を散らす変態二人。
その二人の視線は。
「ひっ!?」
琉へと注がれる。
「「ちょうど都合よく女の子もいる事だし」」
「いやぁああぁあぁあぁあぁあぁっ!」
腹黒い二人の駆け引きに、琉は当てられたようにフラフラとよろめく。
「時に風紀委員長」
麗が切り出す。
「『天神学園の元祖有害指定生徒』と呼ばれた風紀委員長のテクニック、是非とも見せて頂きたいですね(てめぇの稚拙なテクを、俺の前で恥ずかしげもなく見せれるもんならな)」
その挑発に、風紀委員長の笑みも更に顕著なものとなる。
「相良君、君はなかなか勉強熱心ね。向上心のある後輩は、我、嫌いじゃないなぁ…(思い上がった1年坊主、我のゴールドフィンガーの威力見せ付けてやるね)」
バチバチと火花を散らす変態二人。
その二人の視線は。
「ひっ!?」
琉へと注がれる。
「「ちょうど都合よく女の子もいる事だし」」
「いやぁああぁあぁあぁあぁあぁっ!」