天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
月の傍らに立つ遥。
そんな彼から。
(超こぇえぇぇえぇっ!怖いけど…月は…月は彼氏の俺が守らなくちゃっ!)
遥の本心の声が、月の心に伝わってくる。
(遥さん…)
盲目の灰色の瞳が、僅かに潤む。
しかしそんな二人に安堵はさせない。
「まぁいいや…じゃあ二人まとめて痛めつけちゃう?」
凶器を手にした男子生徒達が、徐々に距離を詰めてくる。
遥と月、絶体絶命のピンチ!
だが。
「うおあっち!」
突然首筋に命中した水鉄砲の射撃によって、男子生徒の一人が声を上げた。
振り向くと。
「てめぇら何やってんだ、この野郎…」
拳銃『マテバ6ウニカ』(にしか見えないオモチャの水鉄砲)を手にした虎次郎が立っていた。
そんな彼から。
(超こぇえぇぇえぇっ!怖いけど…月は…月は彼氏の俺が守らなくちゃっ!)
遥の本心の声が、月の心に伝わってくる。
(遥さん…)
盲目の灰色の瞳が、僅かに潤む。
しかしそんな二人に安堵はさせない。
「まぁいいや…じゃあ二人まとめて痛めつけちゃう?」
凶器を手にした男子生徒達が、徐々に距離を詰めてくる。
遥と月、絶体絶命のピンチ!
だが。
「うおあっち!」
突然首筋に命中した水鉄砲の射撃によって、男子生徒の一人が声を上げた。
振り向くと。
「てめぇら何やってんだ、この野郎…」
拳銃『マテバ6ウニカ』(にしか見えないオモチャの水鉄砲)を手にした虎次郎が立っていた。