天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
そんなドタバタの最中も、秋帆はひたすらにメールを待っている。
「…雛菊ちゃん、今日は来んかったな。欠席か?」
論客男子が秋帆に問いかける。
…無言のまま首を横に振る秋帆。
「返事が返ってこないんです…今までメールや電話の返事が一時間以上来なかった事なんてなかったのに…」
「雛菊の事だから、どっかの運動部に飛び入り参加して時間を忘れてるんじゃない?」
棒付き飴を口に咥えたままトランプと睨めっこする幸福女子。
「それにしたって教室に一度も顔を出さないのは変だと思うんですが…」
もう心配で、いても立ってもいられない。
「ち、ちょっと僕、外の空気を吸ってきます」
そんな事を言って教室を出て行く秋帆。
「……雛菊ちゃん心配やから探してくるて、素直に言えばええのにな」
仲間達は顔を見合わせて笑った。
「…雛菊ちゃん、今日は来んかったな。欠席か?」
論客男子が秋帆に問いかける。
…無言のまま首を横に振る秋帆。
「返事が返ってこないんです…今までメールや電話の返事が一時間以上来なかった事なんてなかったのに…」
「雛菊の事だから、どっかの運動部に飛び入り参加して時間を忘れてるんじゃない?」
棒付き飴を口に咥えたままトランプと睨めっこする幸福女子。
「それにしたって教室に一度も顔を出さないのは変だと思うんですが…」
もう心配で、いても立ってもいられない。
「ち、ちょっと僕、外の空気を吸ってきます」
そんな事を言って教室を出て行く秋帆。
「……雛菊ちゃん心配やから探してくるて、素直に言えばええのにな」
仲間達は顔を見合わせて笑った。