天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
「…………………………はぁ?」

間抜けな面を晒す実行委員長。

「誰に向かって命令してるのさ、お前」

変質的な視線を実行委員長に浴びせかける麗。

「復讐したいなら力を貸してやるさ。けど『主』はあくまでも俺…『従う』のはお前だよ?ほら、さっさと行動に移りな、『狗』」

シッシッと、手で追い払うような仕草を見せる麗。

その態度に、実行委員長が青筋を立てる。

「相良…1年坊主の分際で、それはちょっと態度がデカイんじゃないかしら…?」

「お前こそ思い上がってんじゃないよ、風紀委員長に身も心も汚された負け犬が」

うへへへへ、と。

麗は侮辱的な笑いを浮かべた。

「この組織は本日この瞬間より、俺が乗っ取ったんだよ?お前らは俺の忠実な下僕に成り下がったんだ…この俺を『駒』に引き入れたなんて…勘違いしてんじゃないよ、屑どもが」

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