天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
「そうねぇ…」

腕を組み、クスクス笑いながら。

黒幕は意味ありげに言葉を紡ぐ。

「気に入らないのよ、こいつらが…勿論こいつらだけじゃないわ?こいつらへの嫌がらせが終わったら、次は風紀委員長やスペシャルバカ、他にも何人かの教師や男子生徒にも嫌がらせしないとね…」

「…何か恨みでもあるのか…?」

理由も知らされずに悪事の加担をするというのは、どんなに悪党でも気持ちの悪いものだ。

更に突っ込んだ質問をしようとするが…。

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