天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
大方、毒舌教師から話を聞かされたのだろう。
「春夏秋冬、いい所に来た。お前の力も借りねばならんと思っていた所だ。改めて放課後に生徒指導室に来てくれるか」
龍娘は渉にそう言い含める。
…渉は知っての通り、都市伝説や噂話に精通している。
ともすれば『美少女二十選』というイベント自体にまつわる呪いなどと囁かれている今回の事件を解決するにはうってつけの人材だ。
「先生っ!」
渉との会話で放っておかれてしまったせいか、シュアが声を張り上げる。
「すまんすまん、心配するな」
微笑を浮かべ、龍娘はシュアの肩に手を置いた。
「案ずる事はない、お前の恋人もキッチリと守ってやる。だからお前は万が一負傷者が出るようならば、保健委員長としての職務を果たしてくれ」
「べ、別にレーヴとはそんなんじゃあっ…」
純情少年は赤面こいた。
「春夏秋冬、いい所に来た。お前の力も借りねばならんと思っていた所だ。改めて放課後に生徒指導室に来てくれるか」
龍娘は渉にそう言い含める。
…渉は知っての通り、都市伝説や噂話に精通している。
ともすれば『美少女二十選』というイベント自体にまつわる呪いなどと囁かれている今回の事件を解決するにはうってつけの人材だ。
「先生っ!」
渉との会話で放っておかれてしまったせいか、シュアが声を張り上げる。
「すまんすまん、心配するな」
微笑を浮かべ、龍娘はシュアの肩に手を置いた。
「案ずる事はない、お前の恋人もキッチリと守ってやる。だからお前は万が一負傷者が出るようならば、保健委員長としての職務を果たしてくれ」
「べ、別にレーヴとはそんなんじゃあっ…」
純情少年は赤面こいた。