天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
無論、悪質とはいえ相手は生徒だ。
峰打ちではある。
が、打撲程度は覚悟せねばならない、それ程の剣撃。
ようやく廊下に叩き付けられる事を許された男子生徒達は、その激痛に悶絶した。
「夕城貴様、私の出番がなくなってしまったではないか」
久し振りのメインでの登場だったのに、と不満げな龍娘。
「昨夜我が家で中華を阿呆ほどタダ食いしておいて何を言うか」
目を閉じ、翡翠は静かに銘刀・川蝉を納刀する。
「この出番は料理の代金と思え」
「武人とは思えん度量の狭さだ」
「何を抜かすか、貴様も武人だろう」
助けに来たんだか、喧嘩しに来たんだか。
峰打ちではある。
が、打撲程度は覚悟せねばならない、それ程の剣撃。
ようやく廊下に叩き付けられる事を許された男子生徒達は、その激痛に悶絶した。
「夕城貴様、私の出番がなくなってしまったではないか」
久し振りのメインでの登場だったのに、と不満げな龍娘。
「昨夜我が家で中華を阿呆ほどタダ食いしておいて何を言うか」
目を閉じ、翡翠は静かに銘刀・川蝉を納刀する。
「この出番は料理の代金と思え」
「武人とは思えん度量の狭さだ」
「何を抜かすか、貴様も武人だろう」
助けに来たんだか、喧嘩しに来たんだか。