天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
「狡猾さは麗や18禁、ブリテリやヘッドホンの狐に通ずるものがあるのだがな」

男子生徒達を捕縛した後、生徒指導室で龍娘が溜息をつく。

「いや、恐らく奴らではあるまい…どこか執念めいたものを感じる…奴らが犯人ならば、どこか遊び心のようなものを感じるからな」

翡翠が懐手に顎を撫でる。

結局犯人の手掛かりは掴めず終い。

犯人グループのほんの末端を捕縛したに過ぎないという事になる。

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