天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
「何の相談してたんだ?」

ヒタリ。

渉は背後から喉元にナイフを突きつけられた。

「あんまり入れ知恵してもらっちゃあ困るなぁ、渉くぅん…筋肉馬鹿の武闘派教師だけなら、犯人なんか見つけられっこねぇんだからさぁ…」

「……」

件の犯人グループか。

肩越しにチラリと顔を見ようとするも、犯人は例の縁日で売っているような面で顔を隠している。

「忠告しといてやるよ渉くぅん…これ以上事件に首突っ込むな…怪我しちゃうぜ?黙ってりゃ、色々噂話で楽しめるからよ…有名な美少女生徒が、恥ずかし~い被害に遭ったって噂でよ…」

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