天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
何と鮮やかな手際。
何の被害も蒙る事なくレーヴを起こしたシュアの世話ぶりに、教室では拍手が上がる。
「君にも悪い事したね、丹下君」
シュアは廊下に出て、龍太郎のそばにしゃがむ。
そして右手を彼にかざした途端。
「!」
レーヴのコークスクリューブローを受けた事によって出来ていた青痣や打撲が、見る見るうちに治癒していく。
シュアが保健委員長に抜擢された何よりの理由がこれ。
強く願えばどれほど重傷であろうとも一瞬で傷が癒えるという便利な能力を持っている。
能力を使うととても疲れるらしく、重傷者がいない時はレーヴ専用の能力となっていたりする。
そりゃあ『白魔術師』だの『僧侶』だのと呼ばれる訳だ。
何の被害も蒙る事なくレーヴを起こしたシュアの世話ぶりに、教室では拍手が上がる。
「君にも悪い事したね、丹下君」
シュアは廊下に出て、龍太郎のそばにしゃがむ。
そして右手を彼にかざした途端。
「!」
レーヴのコークスクリューブローを受けた事によって出来ていた青痣や打撲が、見る見るうちに治癒していく。
シュアが保健委員長に抜擢された何よりの理由がこれ。
強く願えばどれほど重傷であろうとも一瞬で傷が癒えるという便利な能力を持っている。
能力を使うととても疲れるらしく、重傷者がいない時はレーヴ専用の能力となっていたりする。
そりゃあ『白魔術師』だの『僧侶』だのと呼ばれる訳だ。