天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅠ
そんな翡翠を横目に見ながら。

「ふんっ!」

龍娘は背中からの体当たり『鉄山靠』で男子生徒数人をまとめて吹き飛ばす!

「このクソアマッ!」

背後から襲いかかろうとした男子生徒。

しかし。

「教師に向かってクソアマとは…」

龍娘は彼の攻撃を素早くしゃがんで回避し。

「何事だっ!」

下方の死角から顎を蹴り上げる逆立ち蹴り『穿弓腿』!

「がはあっ!」

顎を強烈に蹴り飛ばされ、男子生徒の体が宙を舞った。

彼が床に叩きつけられる頃。

「これで終いだな」

龍娘は乱れた着衣を整えながら呟いた。

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