WARP
璃「川に繋がってる・・・」

柚「あの白石って言ってた人の通りだね・・・」

「「・・・・・・」」

「君達!!大丈夫かい!!」

璃「あ、警察。」

柚「川の中に居たら誰だって不思議がるよ。」

璃「大丈夫で~す!ちょっと遊んでただけですから~」

警察「そうかい?冬に水遊びとは変わった子たちだな。早く家に帰りなさい。風邪引くよ。」

「「は~い」」

警察は行ってしまった。

璃「ここが浅くてよかったね。」

柚「うん。」

「「・・・・・・」」

璃「ねぇ?柚子。」

柚「何?璃唖。」

璃「確かめたい過去ある?」

柚「そういう璃唖こそ・・・」

璃「一緒に言おう。せーの!」

「「あるよ」」

璃「柚子もあるよね。」

柚「当たり前。私はなんでおかんが私を捨てたのか知りたい」

璃「私は確かめるというより救いたい。」

柚「誰を?」

璃「ママの婚約者だった人・・・」

柚「でも救ったら璃唖は生まれて来なかったんだよ?」

璃「それでも私はママの幸せを願うの・・・」

柚「そっか・・・それなら止めない。」

璃「明日もう一度行こう?」

柚「うん・・・」

璃「じゃあね、柚子」

柚「じゃあね、璃唖」

璃「ただいま~」

祖母「おかえり。まあまあ、濡れちゃって・・・早く着替えてきなさい。」

璃「はーい。」


柚「ただいま。」

シーン

返って来る訳ないか・・・

ガチャ

柚「ただいま。」
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