+抹茶あらもーど+


「加藤、恋」


………………ん?

今なんか聞こえた
だけど男子がうるさくて
聞き取れなかった

なんだか視線が痛い

よく見るとクラス皆が
私を見ていた


「…ぇ、な、何??」

「今の、聞いてなかったの??」

「え、あ、うん」

驚いたように聞いてくる光に

同じく驚いたように返事をする私


「加藤恋、俺の名前」

転校生君がもう一度
聞き取りやすいように言った


「おんなじ名字…??」

そんな珍しくもない
加藤なんてどこにでもいる

なのに何でガン見されてるんだ……



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