あなたしかいらない。
営業じゃなく、私と会う。不思議に思って晶生に聞いた。
「真侑には、リアリティがない。キャバ嬢なのにすれてない。水っぽくないって言うか、水商売をしてるイヤラシサが見えない。何にも冒されない。そんな気がする。だから興味を持った」
「晶生・・・」
「普通に人を思いやれるところとか、普通に傷付くところとか。流されたり、ごまかしたりしないでまっすぐ生きてる。適当に世の中渡ってるヤツが多い中で不器用で純粋な真侑が好きだ」
晶生の告白に涙がこみ上げてきた。
「嬉しい・・・。自分のことはよく分からないけど、晶生に好きでいてもらえて本当に嬉しい」
晶生はポケットから小さい箱を出して私に渡す。
フタをあけると、ピンクハートのピアスが入っていた。
「よっぽど気にいってるんだとは思ったけど、いつも同じピアスだから・・・」
晶生の言葉にはにかむ私。
「これ、母の形見なの。亡くなった時に着けてたピアスで・・・。これしか持ち出せなかったから」
ちょっとヘビーな理由だったかもしれない。晶生が慌てる。
「そ、そうだったんだ・・・。オレのは無理してつけなくても良いから!あ、別のプレゼントにしようか?!」
「ううん!ありがとう。すごく可愛い。すごく嬉しい。もう一つ、穴を開けようかな。そうしたら、母と晶生の2人に守られてるように思えるでしょ」
耳を触りながら微笑む私を晶生は抱きしめた。
「それ、オレに開けさせて?でもって、オレと真面目に付き合って下さい」
驚きと喜びで言葉が出ない。涙で息が詰まりそうになりながら私は頷く。
「やっ・・・た!」
昌生は私にそっとキスをした。
「真侑には、リアリティがない。キャバ嬢なのにすれてない。水っぽくないって言うか、水商売をしてるイヤラシサが見えない。何にも冒されない。そんな気がする。だから興味を持った」
「晶生・・・」
「普通に人を思いやれるところとか、普通に傷付くところとか。流されたり、ごまかしたりしないでまっすぐ生きてる。適当に世の中渡ってるヤツが多い中で不器用で純粋な真侑が好きだ」
晶生の告白に涙がこみ上げてきた。
「嬉しい・・・。自分のことはよく分からないけど、晶生に好きでいてもらえて本当に嬉しい」
晶生はポケットから小さい箱を出して私に渡す。
フタをあけると、ピンクハートのピアスが入っていた。
「よっぽど気にいってるんだとは思ったけど、いつも同じピアスだから・・・」
晶生の言葉にはにかむ私。
「これ、母の形見なの。亡くなった時に着けてたピアスで・・・。これしか持ち出せなかったから」
ちょっとヘビーな理由だったかもしれない。晶生が慌てる。
「そ、そうだったんだ・・・。オレのは無理してつけなくても良いから!あ、別のプレゼントにしようか?!」
「ううん!ありがとう。すごく可愛い。すごく嬉しい。もう一つ、穴を開けようかな。そうしたら、母と晶生の2人に守られてるように思えるでしょ」
耳を触りながら微笑む私を晶生は抱きしめた。
「それ、オレに開けさせて?でもって、オレと真面目に付き合って下さい」
驚きと喜びで言葉が出ない。涙で息が詰まりそうになりながら私は頷く。
「やっ・・・た!」
昌生は私にそっとキスをした。