シオン
「名前は?」

「花音です」


「花音ちゃんね・・・」




お姉さんが近づいてくる

ひゃっ
「花音ちゃんさ優の事好きでしょ?」

耳元で
コソッと言われた



顔が熱くなる・・・


コクン

とだけ頷いた


「やっぱり」

「あなたは?」
「お姉さんでいいよ」


「お姉さんは優くんの事が?」


「私は
さっき『おいで』って花音ちゃんの事を誘った人が好きなの」

あぁ
さっきの
ちょっと怖い人・・・




よかった
優くんのこと好きじゃないんだ・・・



「ふふっ
両想いだったらいいんだけどな」

両想いぽかったよね・・・



「大丈夫ですよ」







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